夢の途中 【ご報告】

 
双子のひとり(もきち)が切望していた宇宙留学(種子島で1年間)
3度目の挑戦にして、内定をいただきました!✨🎊
  
この春4月から1年間、彼は種子島の住民になり、里親さんにお世話になりながら、地元の小学校に通う予定です。もう一人のお母さん、お父さんができます。もしかしたらもう一人の兄弟妹姉もできるかも?
全校生徒の数が留学生もあわせて、今通っている小学校の、一クラス分の人数にも満たないほどの小学校です。
  
これまで応援いただいていた担任をはじめ、宇宙少年団の仲間たちや親族、一部のお友達にはご報告済ですが、こちらで応援していただいていた皆様にも。
ご存知ない方のために、これまでの経緯も含め記載しましたので、長いですがご容赦ください。

 ◆ ◆ ◆

小さなころから、家の中で過ごしているとなかなか双子の体力が発散できないからと、晴れの日にはずっと公園、雨になるたびに博物館やらに連れて行ってたこともあってか、元々、普通の男子並みに宇宙も恐竜も消防も好きだった双子。

もきち がはじめて、親元を離れて宇宙留学という名の、離島留学に行きたいと言い出した2年生の夏には、びっくりしたけれど。


新型コロナによる休校となったことがきっかけで受けるようになったオンライン講座などで、たまたま出会った宇宙大好きなステキな大人の方々(はやぶさ2プロジェクトマネージャーの津田さん、国立天文台ALMAの阪本さん、そして宇宙教育リーダーの和田さん)。
大の大人たちが少年のように目をキラキラさせながら盛り上がる姿に、その座談会?に参加していた子どもたちはすっかり夢中になり、魅了され、
ますます宇宙が好きになったうち双子は、はやぶさ2 に夢中になり。

大好きな津田さんにお手紙を書いて送り、するとお忙しかったに違いないのに、すぐに送られてきた丁寧なお返事に感動。

「はやぶさ2を乗せたロケットが飛び立った種子島に行ってみたい。宇宙留学に行きたい!」
と もきち が言い出すまでに、時間はかかりませんでした。
  
その後、リュウグウのサンプルを乗せたカプセルを、はやぶさ2が地球に届けてくれた姿にも、連日のオンラインイベントにも報道にも大盛り上がり。
  
急激に加速していく我が子の夢の成長を、しっかり支えられる母になりたいと、親元を一人離れていくさみしさを、楽しみに変換して、支えると決心して応募するも、
見事撃沈。
  
  
落選結果を受け取り、落ち込みながらも、
「でも、おれ、ほんとはちょっとほっとしたんだ」
と、こっそり私に言った 2年生だった息子。

リュウグウのサンプルを見に行って。
JAXA相模原キャンパスにも以前にも増して通って。誰かみかけると声をかけてお話しして。

今年こそは!
と意気込んで、応募受付期間の初日に到着するように送った2回目。

が、またもや撃沈。

「もう、オレの夢はかなわないよ」と涙を見せた息子に、
「あれ?あなたの夢は、種子島に行くことじゃないよね!」
と言うと、それまでうつむいて涙を流していた顔をあげ、その先の夢を見るように、頼もしい顔になった3年生の息子。

大好きな津田さんとオンラインでお話させてもらって、リュウグウやイトカワのサンプルの研究をしたいことを話すと、「大好きなことは何?大好きなことをしっかり頑張ればいい」と言われ、ますます石を集めたり、他にも魚の絵を描いたり、いろんな大好きなことをやる日々(笑)

JAXA相模原キャンパスの特別公開では宇宙キャスターの榎本さんのインタビューを受けた際にお話をして、サンプルの研究をしている先輩ともお話したり、「宇宙双子」とその後もお見掛けするたびに声をかけていただき。

津田さんもお話されるからと、JAXAの講演会場にもおしかけるも、各プロジェクトの方々がお話されている最中、会場の最前列で もきち は、気持ちよさそうに爆睡。苦笑しながらも、最後、津田さんと一緒に写真を撮らせてもらったり。

そして4年生。 

今年度は宇宙少年団にも入り、ますます宇宙好きな仲間たちと盛り上がる日々。

種子島の受け入れ学校の学年とか男女比とか、男子を受け入れてくれる里親さんが少ないんじゃないかとか(宇宙留学は、里親留学だけではなく家族留学も受け入れていて、情報収集のために調べると、コロナの影響もあってか、お母さんも一緒に行かれている方が多い印象)、
色々考え、また今回もダメかもしれないと思いはじめた私は、また行けなくなるのは残念すぎるな、と思い、今年は夏の7泊の宇宙少年団の種子島サマーキャンプに参加することに。

・・・と、出発前のPCR検査で双子まさかの陽性で、キャンセルに
・・・撃沈。

気を取り直して、
思いをいっぱいこめて書いた3度目の作文。

そして11月。

毎年受け取っていた
薄い、一枚しか紙が入っていないのが明らかな、南種子町からの茶封筒を郵便受けに発見したときは

あああ。またダメだったか・・・

と、がっくりしたものです。

が、開けてみると、
候補に選ばれました。
至急、受け入れ予定の小学校に連絡をし、オンライン面談の予約をしてください。
と!!!

そして先方の校長先生、教頭先生と面談をし。
手紙にも記載があったが、候補となっていることや面談をしたことなどは、一切口外しないことを再確認されて。

でもまだその時点では、決定ではなく。

その後、一度役場から確認の電話が入り。
12月に郵送する正式な通知までは決定ではないということでしたが、、
  
先日ようやく内定通知が届きました。
相変わらず、ドキドキするくらいの薄い封筒で(笑)
  

内定通知を受け取った日はお祝いにケーキを食べました。
  
さあ、これから、忙しくなるぞ!!
  
これからも淋しくなったり、躓いたりすることもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願い致します!

私も手続きやら何やらで種子島に行った際にはレポートしたいと思います!

note:
ちなみに応募したのは もきち だけです。
もう一人の ゆきち は、「種子島は行ってみたいしロケットも見たいけど、家族から離れて暮らしたくない」だそうです(笑)
願わくば、もきち に影響されて、来年は俺もいく!と言ってくれたら、それぞれ一人ずつとじっくり向き合える時間を1年ずつ持てるのに・・と期待していたりなんかするのは、内緒です(笑)

◆ ◆ ◆

夢は変わるかもしれない。

それでいいと思っている。


気を付けなければいけないのは、実はもう、彼の興味は離れてしまっているのに、わたしやまわりの応援のために、それを言い出せずに、彼が本心を言えなくなること。
興味の対象は変わるし、知りたいことも、好奇心旺盛で、探究気質が強ければ強いほど、移ろいやすいだろうとも思っている。私自身がそうだったように。(でも同時に私は知っている。本当に好きなことは、どんなに違う道に行って、遠回りしても、気づけばまた原点に戻ってきていたりするものだと。)

だから、宇宙留学の件に関しては、毎年、本当にまだ応募したいのかどうかを慎重に聞いた。
今回、ようやく内定をもらえたのは、ひとえに彼の情熱が覚めることなく、彼自身が決して諦めなかったからだ。途中見せた涙も、これはただの、「サンプルの研究者になりたい」という遥か彼方の夢のような夢へつながる道の過程だと、彼自身がとらえ、だったらロケット発射するの見たい!とわくわくを持って、楽しんでいたからだと思う。

漠然としたものであっても、夢の持つ力というものはすごいと思う。
これはまた、いつかしっかり書きたいと思う。

さて、でも実はこの後、一番寂しい思いをするのは、残される ゆきち であることは間違いない。彼にとっても、私や家族全員にとっても、この一年は大きな経験と学びとなるだろう。

わくわくは止まらない。

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